【おさかな×IT】おさかなキッズコンシェルジュが無事終わりました!

おさかなキッズコンシェルジュ


こんにちわ、ゆっか先生です! これからKIDS初となる協賛イベント【おさかなキッズコンシェルジュ】が先週の土曜日に行われました! ご予約満員で行われた本イベントは、「楽しかった!」「またやりたい!」と嬉しいお声も聞こえ、大盛況でした!

お魚の大切さを伝える活動をされている東京築地目利き協会さん主催の大好評イベント、おさかなキッズコンシェルジュ 今年はvol.2でした! そして今回はこれからKIDSと目利き協会さんとのコラボとのことで【おさかな×IT】の少し 珍しいイベントでした。
どんなイベントだったのか?何を学べるのか?イベントの写真とともにご紹介していきます。

目次
・おさかなキッズコンシェルジュとは
・【イベント】午前の部
・【イベント】昼食
・【イベント】午後の部

おさかなキッズコンシェルジュとは



おさかなキッズコンシェルジュとは魚に興味を持って頂き、実食を通じて理解を深め、水産資源について考えるきっかけを作るお子様向けイベントです。 東京築地目利き協会さんでは魚食の知識と技術を学ぶ講座「魚がしコンシェルジュ」と脳に特化した魚食育資格講座「おさかなブレインコンシェルジュ」と2つの講座を定期的に 行われています。今回のイベントは「おさかなブレインコンシェルジュ」の流れで、お子様と一緒に参加できるイベントでした。 このイベントの最大の特徴は目で見て触れて食べて【体験】できることです。 まぐろの頭の解体ショーや中落をハマグリを使ってガリガリ削ったことはありますか? 多くの人は経験したことがないのではないでしょうか。そんな普段なかなか体験できないことが一日で体験できるイベントがおさかなキッズコンシェルジュです。

今回開催されたvol.2では2020年から小学校において必修化されるプログラミング教育(文部科学新学習指導要領改訂)の要素を盛り込んだおさかなキッズコンシェルジュとなりました。

東京築地目利き協会


東京築地目利き協会さんは2017年、移転問題で揺れる市場に『未来永劫変わらぬ存在価値』を見出し育むために設立されました。2018年10月に豊洲に市場が移され、いま新たなブランド作りをしている真っ最中です。 私達は、江戸時代の日本橋から代々紡がれてきた市場において、魚を売買する仲卸の目利きに焦点をあて、未来永劫変わらぬ価値として魚河岸目利き文化を広く知っていただき、継承するために活動をしている協会です。

これからKIDSについて


これからKIDSは2019年6月に開校した比較的新しいプログラミング教室です。2020年6月に2校目である四谷校をオープン。現在は中央区勝どきと新宿区四谷三丁目の2校でプログラミングをお子様に教えています。 【こどもと一緒にミライを創る】をテーマに将来必要とされるロジカル・クリティカル・クリエイティブを引き出し、プログラミングを学ぶレッスンを行っています。 プログラミング教室では珍しい教育のプロではなく【ITのプロ】が教える点も1つの特徴です。

今回のおさかなキッズコンシェルジュではプログラミング部門を担当しました。教育用プログラミングツールscratchを使い2つの作品をイベントで作って行きました。

午前の部

マグロゲームを作ってみよう!

午後の部

親子で水産資源について考えて紙芝居を作ろう!

【午前の部】マグロゲームを作ろう&ブレインコンシェルジュ

イベントがスタートし、まずはみんな集合しご挨拶をしました。「こんにちは!」と大きな元気な挨拶が飛び交い、元気よくスタートしました。


説明後は保護者の方とお子様は分かれ、保護者様は東京築地目利き協会さんの講座、お子様はこれからKIDSの[マグロゲーム]制作に取り掛かりました。

【お子様】マグロのゲーム作り

初めての場所、そして慣れないパソコンを目の前に緊張している様子のお子様たちでしたが、ウォーミングアップとしてscratchで作ったマグロの部位パズルで遊んでもらうと 目を輝かせながら楽しんでくれ、緊張が解けていくように感じました。


マグロの部位パズルでは、普段食べている中トロや赤身はどこの部位なのか知ってもらえるようなゲームとなっています。はじめは聞きなれない部位が並んでおり、 「難しいよー」「わからないよー」という声がちらほら聞こえてきましたが、何度も何度もやるうちに「カマは頭だからここ!」「はらしもはおなかの下だ!」と スラスラとパズルをはめ込んでおり、お子様の吸収力に驚かされました。


部位パズルでパソコン操作に慣れてきたら実際にscratchを操作し、プログラミングスタート! お子様には昼食の時間に体験するマグロの中落削りの予習として、マグロの中落ガリガリゲームを作ってもらいました。 手元に置いてあるプリントを見ながらみんな真剣に取り組んでいました。わからないところがあると「はい!」と元気よく手を挙げ、わからないアピールをしてくれたので すぐスタッフが駆け付け、スムーズに進みました。


保護者の方が講座終わり、お子様のもとに戻ると、プログラミングがほぼ終わっており「すごい!」と驚かれていました。お母さんにscratchの使い方を教えているお子様も 見られ短時間でとても成長していました。


すべてのパーツを入れられたお子様は動くかどうか最終確認を行い、完成!ほとんどのお子様がscratch初心者でしたが、本当に初めて?と疑うくらい早く完成し、我々スタッフは驚いていました。 完成後は、お母さんとスコアで競ったり、点数に応じて【みならい】【はんにんまえ】【たいしょう】と判定が変わるので、大将を目指し、何度もチャレンジしているお子様もいました。 「ゲーム作るの楽しい!」「もっと作りたい!」とscratchでのゲーム作りを楽しんでもらえたようでとても嬉しいです。
また高学年のお子様はとても早くできていたので、キャラクターを増やしたり、スコア判定を緩くしたり、改造し楽しんでいました。 「先生!超むずくしたよ!」とスタッフに声をかけてくれ、挑戦してみましたがとても難しく大将取れませんでした…。 ゲームが完成したら、実際に中落ガリガリに挑戦しました!

【保護者様】ブレインコンシェルジュ

お子様がマグロゲームにチャレンジしている裏で、保護者向けのブレインコンシェルジュ講座が行われていました。 現代の魚食の現状や水産資源についてや魚がなぜ脳によい影響を与えるのか?について詳しいお話を聞けるいい機会だったのではないでしょうか。


【昼食】マグロの中落を削って食べよう

午前の部が終わったらみんなお待ちかねの中落を実際にガリガリ削る体験です。大きなハマグリの殻を使い、骨に沿ってなでるようにハマグリを滑らせると あっという間にマグロが削れました。「わあ削れた!」とみんな楽しそうでした。



また、真ん中では仲卸の方によるマグロの頭の解体ショーが行われていました。間近でマグロの頭の解体を見れる機会はあまりないので興味深々で見ていたお子様や 普段触ることのない部位を触ってみたり、貴重な体験ができ、嬉しそうに「楽しかったよ!」と話してくれるお子様もいました。



削ったら実食です。自分で削った中落がのった贅沢なマグロ丼はいつも以上においしかったのではないでしょうか。魚が苦手なお子様も自分で削った中落がおいしくペロリと食べたそうです。 自分で体験し食べることで、新しい発見や食のありがたみは改めて感じられるので、お子様にとっても保護者の方にとってもいい経験だったのでしょうか。 これからKIDSのスタッフもみんなが削ったマグロ丼をいただきました。とってもおいしかったです!

【午後の部】水産資源について親子で学ぼう

おなかがいっぱいになったら午後の部スタートです。午後は親子で水産資源のアニメや動画を見て、自分たちにできることはないか 考えてもらうコンテンツでした。 午前中に使ったscratchはゲームだけではなくアニメーションも作れるので、scratchで作ったアニメーションを見ながら水産資源について東京築地目利き協会さんのキャラクター『利き蔵くん』と一緒に 学びました。途中にあるクイズはみんなに参加してもらいました。「〇番だと思う人?」と聞くと、「はい!」と大きな声で選んだ番号に手を挙げてくれました。


プラスチックで魚が生きられない現状や 必要以上に魚を捕ると、魚は減っていくことについて勉強し、最後にscratchで感想を書いてもらいました。保護者様と一緒に感想を考え、一生懸命ローマ字を打ち感想を利き蔵くんが話すようにプログラミングを していきました。

水産資源アニメを見た感想

・まぐろおいしかった。くろまぐろをたべないようにする。
・たのしかったです!おさかなをたいせつに残さずたべます。ごみを出さないようにします。
・ごみがきたなかった。
・海にゴミを捨てない。
・海のごみの被害が出ていることは、知っていましたが、こんなに深刻だったとは知らなかったです。
・魚を守るために、適度な漁をする。
・当たり前のことだけどやってない人が多い。
・さかながかわいそう。
・ポイ捨てをしないようにしようと思いました。
・ごみを捨てている人がいるみたいだけど海を汚すのはだめだと思いました。

しっかり水産資源について理解し、自分が今できることを考えられており感心しました。

おさかなキッズコンシェルジュ表彰式


プログラム終了後、頑張ったお子様におさかなキッズコンシェルジュの表彰式が行われました。 達成感と喜びでいっぱいな表情を浮かべながら賞状とバッチを受け取っていました。



ほぼ1日にわたる長いイベントでしたが、様々なことにチャレンジしおさかなのことについて 知れたのではないでしょうか。「魚が苦手で全く食べなかった子が食べれるようになった!」「もっと水産資源について知りたい!」と嬉しいお声も耳にしました。 おさかなキッズコンシェルジュに認定されたお子様の使命は今回学んだことを大切に、ほかの人にも広めていくことだそうです。どんどん広めていきましょう!