【第3回】日本人が苦手な論理的思考

第3回
日本人が苦手な論理的思考



論理的思考』『ロジカルシンキング
このスキルは社会で生きるために必要な力と言われていますが、 実は、日本人が苦手とされる考え方であったりします。

どんな考え方なのか説明していきたいと思います。

論理的思考とは

論理的思考とは簡潔にいうと『筋の通った考え方』のことです。
複雑に事柄を分解しシンプルな構造にすること、また事柄に具体性や根拠を持たせることです。

論理的思考の例題

貴方の目の前に作物が5種類あります。それらを2つのグループに分けなさい。
イチゴ、人参、バナナ、ジャガイモ、枝豆

さて、あなたはどのようにグループ分けをしますか?

たとえば
①【イチゴ】【バナナ】【枝豆】
②【人参】【ジャガイモ】と分けるとします。そのグループ分けの根拠は【地上で育つか土の中で育つか】です。

この問いの答えはほかにもたくさんあります。例えば表記されている文字がカタカナか漢字かでも分けられます。 どの組み合わせでグループ分けするのが大切というよりかは何を【根拠】にグループ分けしたのかが大事なのです。

これが筋の通った考え方です。 筋の通った答えにするためには問いを分解し、何が目的なのか理解し、主張と根拠をセットで述べることが必要です。
今回の場合は、5種類を2つのグループに分けることが目的で、自分の答えとなぜその分け方で、なぜその作物が入るのかその理由を述べることが 模範的な回答です。

論理的思考を身に付けるためには魔法の問いかけがあります。
それは【なぜ?】【どういうこと?】【例えば?】と根拠や具体的な内容を聞く問いかけです。

はじめは難しく感じますが、何度も考えの【根拠】を考えることでわかりやすく筋の通った考え方に自然となっていきます。

まとめ

論理的思考についていかがだったでしょうか?
実際、これからKIDSでのレッスンで、うまくプログラムが動かなかったときは「なぜうまくいかないのか」「ほかに方法はないのか」と 問いかけをするようにしています。そうすることでエラーが出ても、自分で問題を論理的に解決し、乗り越えられる力をつけていくのです。 また、失敗から学ぶことで新たな引き出しを作り、似た出来事に直面した際の対処が簡単にもなります。

このような思考がなぜ、社会で生きるために必要なのでしょうか?

その答えは第4回のちょこっとプログラミング話でお伝えしたいと思います!
次回もお楽しみに!

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